電気・電力辞典

ジェームス・ワット
(じぇーむす・わっと)

イギリスの技術者。実用的な蒸気機関の発明者としても知られています。船大工の家に生まれ、学歴もないワットは、故郷のグラスゴー大学で、研究用機械の修理を引き受けました。そこで蒸気機関のことを知り、その改良に取り組み始めたのです。当時の蒸気機関は力も弱く、たくさんの石炭を消費しました。それも炭鉱の揚水ポンプとして使われるくらいのものだったのです。研究心の強いワットの努力で、ついに馬力もあり、効率のよい、優れた蒸気機関ができました。しかも、ピストンの往復運動を回転運動に変える仕組みもワットは考え出したのです。人類はワットの蒸気機関によって、初めて大きな力を使えるようになったのです。そのころ、人間の代わりに力仕事をしていたのは馬でした。ワットは蒸気機関の力を表すために馬力という単位を考えました。のち、ワットの功績をたたえて、力の単位にワット(W)を使うようになったのでした。


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